
サマールンルン


この街へ来て数年 意外と一度も行ったことがなかった焼きそば店へ

薄い霧がかかる街の南の山 気付きにくい路上の罠

【無料】段々暗くなってきた列車

【無料】未熟で壊れそうな感じを長所に

【無料】元々小さかったものが散らばって街になった

そういうことをやっていくのが普通 まるで学生みたい

旅の半(なか)ば やけに日当たりのいい場所

【無料】通りすぎてみたら・・・過去の景色はわりと綺麗

【無料】朝の電線に止まった小鳥 推敲する詩人

未来の図鑑に載りそうな物珍しい雲 よく見ればどこにでもあった

だからこそ出来ている・・・・という話

夜の空と銀色の色の落ちたスチール缶

看板のイラストとその下の文字の一致

【無料】青ざめた顔と5年前の時代の潮流

【無料】黄色いコーンが取り払われて次のステージへ

もうそこから先など何にもないのに

【無料】四階建てのショッピングセンター 地下に駐車場

【無料】アンテナからは随分と離れたところまで歩いてきた

夏に降った雨 涼しい午前のひととき

あとは身にひっついた粉を払うだけ

【無料】真ん中くらいの微妙なところ

【無料】あんまりあいつは甘くは見ておれんな

【無料】なかなかに・・・・・・しんどい人ばっかりな世の中

【無料】笑える枠内をちょっとオーバー(笑)

赤白緑・・・・毎日真新しい絵の具で言葉の風景画

【無料】ちょっぴり考えすぎかも シャレとマジ・・・・の違い

幸せと大変さの種類のようなものを想った朝

自然消滅のように今回の物語も終わった
